前回投稿した、富山の司法書士の横領事件の続きです。
司法書士は依頼された業務を完了した際は、和解書の原本などの書類や関係物品を速やかに依頼者に渡さなければならないのを、和解書などがあったにもかかわらず、依頼人に手渡さず、口頭で処理が済んだことを伝えていたようです。
気になったのが記事の一番最後。
「法務局は、最大で3年間の業務禁止命令を出すことができる。」とは、3年間業務停止して、また戻れるってことですかね?





司法書士過払い金横領事件 和解書原本渡さず
(2010年2月6日 読売新聞)


 司法書士が利息制限法の上限を超える金利分(過払い金)を消費者金融から回収しながら、依頼人に支払わず横領した事件で、逮捕された山田陽一容疑者(41)が全額を着服する際、日本司法書士会連合会の指針に従わず、被害者の女性に口頭で処理が済んだことを伝えていたことが、関係者の話でわかった。指針に沿えば、過払い金額が書き込まれた和解書原本を渡さなければならず、発覚を避けるためとみられる。小矢部署は、同様の手口で横領行為を繰り返していたとみて調べている。

 捜査関係者によると、山田容疑者は、消費者金融から女性の過払い金を受け取り、和解書などがあったにもかかわらず、女性には手渡していなかった。

 山田容疑者は被害者に、借金を帳消しにする代わりに金利の返還もない「ゼロ和解」を装い、過払い金を着服していたことがすでに判明しており、県司法書士会によると、同じ手口による被害は、この女性を含め、約10人、計800万円に上る。いずれも法律などの知識に乏しい依頼人につけ込み、業務上のルールを逸脱した行為で、過払い金の横領を繰り返していたとみられる。

 日本司法書士会連合会の指針「司法書士倫理」によると、依頼された業務を完了した際は、和解書の原本などの書類や関係物品を速やかに依頼者に渡さなければならないとしている。県司法書士会の山本英介会長は「代理権を悪用した、司法書士としてあるまじき行為」と話している。



 富山地方法務局は今後、山田容疑者から事情を聞いた上で処分する方針。法務局は、最大で3年間の業務禁止命令を出すことができる。